革靴の製法とは?マッケイ・グッドイヤーの違いと選び方

Manufacturing method

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革靴の製法|グッドイヤー製法・マッケイ製法・サイドマッケイ製法・セメンテッド製法の特徴

革靴は「製法」によって履き心地や耐久性が大きく変わります。革靴の製法にはグッドイヤー製法やマッケイ製法などがあり、それぞれに特徴があります。製法を知ることで、自分に合った革靴を選びやすくなります。ここでは革靴の代表的な製法とその特徴を紹介します。

  • グッドイヤーウェルテッド製法
  • グッドイヤーウェルテッド製法

    元来の手縫いの手法(ハンドソーン・ウェルテッド)を元に、ミシンでの大量生産を念頭に置き19世紀後半に開発された手法。特徴は靴の甲を包み込む部分(アッパー)と靴底とを縫合する際、細い帯状の革(ウェルト)を介して縫いとめられるところにあります。
    まずアッパーとウェルト、それに中底(インソール)の底部に貼り付けられたテープ(リブ)とをすくい縫いで接合。その後、ウェルトと表底(アウトソール)を出し縫いで縫合します。
    アッパーとアウトソールが直接縫い合わさっていないので、底の縫い目から雨水が靴内部に染み込み難く、ソールが磨り減った場合はオールソールと呼ばれる、靴底全体を新たなものに付け替える修理が可能です。複雑な構造をしている為に、コストは高くなりますが、履きこむうちにインソールとアウトソールの間に敷き詰めたクッション(コルク材)に足の形状が次第にプリントされ、フィット感が増していくので、足に馴染んだ靴を長く愛用して頂けます。

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  • マッケイ製法
  • マッケイ製法

    マッケイ製法は、もともとはイタリア•マルケ地方の伝統技法で、イタリア靴の大半はマッケイ製法で作られています。アッパーとアウトソールを直接貫通させて縫いつける製法で、シンプルな構造上、ソールの返りが良く、どんな柔らかい革でも靴にできる製法です。
    履き込んでいくうちの、足を包み込むような足なじみは、マッケイ製法独特の特長になります。薄いインソールとアウトソールを使用できるため、ドレッシーで華奢な外観と、軽さ、返りの良さが特徴の製法になります。ハイセンスの高級靴を作る製法として、グッドイヤーと並んで独自の地位を保っています。

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  • サイドマッケイ製法
  • サイドマッケイ製法

    サイドマッケイ製法(オパンケ製法)は、アッパー(甲革)を中底やアウトソールの側面に回し込み、横方向から縫い付ける構造の製法です。一般的なマッケイ製法に比べて、アッパーがソールを包み込む形になるため、屈曲性が高く、足の動きにしなやかに追従する柔らかな履き心地が特徴です。また、接着のみの一般的なスニーカーと比べてソールが外れにくく、固定力と耐久性にも優れています。さらに、足を立体的に包み込む構造によりフィット感が高く、型崩れしにくい点も魅力です。軽さと強度、そして履き心地をバランスよく備えた製法であり、レザースニーカーにおいても機能性と上品さを両立させる仕様といえます。

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  • セメンテッド製法
  • セメンテッド製法

    中底を靴型に仮止めした後につり込み、甲革と表底を起毛して接着剤を塗り、インソール、アッパー、アウトソールを接着剤で貼り合わせプレスにかけて熱圧着する製法です。
    甲革と底材を縫いつけないのでつくりに制約が少なく、軽量で様々な靴のデザインに対応出来き、軽く屈曲性に富むのが特徴です。
    近年の接着剤の性能向上により、安定した強度を保つようになりました。グッドイヤー・ウェルテッド製法やマッケイ製法と言った糸で縫う底付けに比べて見下されがちなセメント製法ですが、縫い目が存在しない分、他の製法より底面やコバから圧倒的に水が染み込み難い点から言うと悪天候対策が万全の底付けとも言えます。そしてこの底付けを採用する事により、量産性もUPして、その結果日本製でも価格がリーズナブルに抑えられるというメリットもあります。
    アッパーのコンディションに問題がなければ、オールソール修理も不可能ではありません。



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